「ものみの塔」の子供たち-1by David L. Harvey:原文(英語)
エホバの証人は子供を虐待しているのか? ものみの塔は本当に子供への精神的および感情的虐待を助長しているのか? ここでは実際エホバの証人がどのような子育てをしているか見てみよう。子供たちは幼い頃から、神に仕えるというのは「エホバの組織」の中で活発であることだと教えられる。何にもまして強調されるのは組織や長老への忠誠と従順である。組織を守り、批判的な発言は慎まなければならない。子供たちは「家から家への証言」に参加し、ものみの塔の出版物を配布するよう教えられる。神権宣教学校(絶えることなく続く教育課程)に入学し、人前での話し方、見知らぬ人への話しかけ方、反論に対処する術を身につける。どの「増し加える業」もそうだが、出版物の配布も果てしなく続く新しい成員(将来同じ活動に加わることになる)の勧誘活動の一部である。

子供たちの時間は完全に管理されており、毎週5つの集会に出席しなければならない。ものみの塔の出版物を読み、神権宣教学校の割り当ての準備をし、書籍研究の予習をし、書籍配布のための証言を用意しなければならない。書籍配布には戸別訪問と街頭での証言(通りに立ち、道行く人にものみの塔や目ざめよ!を提供する)がある。

奉仕時間、出版物の配布数、再訪問数は野外奉仕報告書に記載して報告する。聖書研究の司会ができるようになると研究報告書も提出する。この情報は会衆の伝道者記録カード(実際はこのカードは関連するすべての個人情報が記された成員記録である)にまとめられる。毎月、時間報告をしなければ「活発」とはみなされない。「不活発」とみなされると「活発」の地位に復帰するまで3カ月かかる。「不活発」な者は親や長老から励ましを受けることになる。

以下は一般的な青年の一週間の活動時間である。

活動内容/1週間あたりの時間

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奉仕会/1
神権宣教学校/1
書籍研究/1
公開講演/1
ものみの塔研究/1
野外奉仕/2.5

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1週間あたりの ものみの塔に関する総活動時間/7.5

→「ものみの塔」の子供たち-2
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